アトリエ北国 は、現在準備中です。

2015/12/18 15:19

アトリエ北国の草木染めは鮮やかな色合いが特徴です。
これは先生が長年培ってきたの経験と知識で染めているから!

今日はこれまでのアトリエ取材の中で先生からお聞きした染めの極意(?)を少しご紹介します。

まず、染める生地やお洋服はしっかりと洗いましょう!

洗剤や汚れがついていると綺麗には染まりません。
例え新品のお洋服や生地でも製品にする時に色々と薬品が使われていることもあるのでまずは一度しっかりと洗ってから作業に入りましょう!
また、素材によっても染まり方が変わってきます。
絹は繊維の1本1本までしっかりと色が入りこみますが、麻や綿などのすこし粗めの繊維は繊維の間に色素が入り込むようにして染まるんだそうです。

このままだと不安定なので、「媒染」がとても大切になってくるんですね。
「媒染」というのは鉄や、アルミニウム、銅など金属を水に溶かしてその水に草木染めをした生地を入れることで色を定着させる作業のことです。


植物の色素と金属のイオンが結びつくことによって色が落ちなくなり、鮮やかに発色します。
科学反応ですね・・・Web担当者の苦手な分野なので、詳しくはアトリエで先生に聞いてみて下さい。
使用する媒染液(ミョウバンや酢酸鉄などなど・・)によって発色も変わってくるので見ているととても面白いですよ。
写真は硫酸銅を使った時の様子です。
先生は草木染めに使った植物と、媒染につかう金属によって出したい綺麗な色に近づけていくんですね。
また、染める時間が長くなると不純物まで生地に定着してしまうのでくすんだ色になりやすいんだそうです。
適切な時間で切り上げることも大切なんですね。

しかし、見ていて一番大切だなと思うのは経験の多さではないでしょうか?
こういう時はこれを使おう、こういう染め方をしようと判断をきっちり下せるのは今まで沢山の経験を積んできたから。
何事も机上の空論ではなく、やってみなければ分かりませんね。
アトリエ北国では先生の知識と経験を借りて、全く初めての方でも楽しく染めを始めていけますよ!
興味のある方は是非一度教室に遊びにきてみてくださいね。